2023年(令和5年)8月20日号 元町コラム
横浜開港200年 / Y200(2059年)を夢みて!
【特集】心安らかに人生を見つめ直す旅への誘(izana)い〜(15)
灼熱の8月も半ばを過ぎて、鎮〔shizu)かに時が刻まれて行きます。
思えば、月初には2回の広島・長崎の原爆慰霊祭から旧盆の帰省、そして、15日は78回目の終戦記念日でした。 これらの一連の行事と並走するように全国の代表校が激闘を繰り広げている甲子園がクライマックスを迎えて、夏の風物詩が今年も幕を閉じようとしています。
甲子園に集った全国各都道府県の高校球児たちは、優勝校のメンバーこそ全ての試合を勝ち進んで来たわけですが、その他の全員は、地方大会の優勝で一区切りはついているものの、結局は「負けた」という思いで共通しているわけですから、球児の殆どは「負け」という共感が人生の糧として存在している事は否めません。
人生の大輪の花を咲かせて、高校野球を締めくくった全国の3年生の思いは、皆、充実感に満ち溢れ、後悔のない満足感でいっぱいの事でしょう。
※ 夏の花の象徴、「ひまわり」が雄大な借景を得て咲き誇っているーーー。
そんな夏を見送るように、今、 大輪の「ひまわり」が咲き誇っています。
太陽、元気、笑顔の象徴であるひまわりは、眺めているだけで自信も湧いて来るし、明かるい気分にもさせてくれるわけですが、幸せと笑顔は他の皆さんにも必ず波及しますから、今日からは、まず、自分自身がひまわりになって過ごさなければいけないと思う次第です。
※ 世界を旅して、そして安らぎの家路に着く。幸せな旅の想い出は、明日の安らぎの時間を導いてくれるーーー。
「ひまわり」は、キク科の植物ですが、原産地が北アメリカ。 アメリカ・インディアンたちの大切な食糧でもありました。
16世紀になると、コロンブスを初めとするアメリカ大陸に渡ったスペイン人達が「ひまわり」の種を持ち帰り、それがヨーロッパやロシアに伝わりました。
色も黄色やオレンジなど、明るい花としての存在感が抜群の「ひまわり」ですから、室内に生けても部屋中が太陽に照らされたように明るくなって、太陽の気・エネルギーを存分に与えてくれています。
そして「ひまわり」の黄色は、人間の感情と身体をつなげる色、、。 何かに直面して暗い気分になりそうな時、「ひまわり」の黄色が自分のおへその辺りに広がって存在していることをイメージすると、気分が前向きに明るくなって自分らしさを表現できるようになるから不思議です。
花言葉もポジティブなものが多いし、現実的にも「ひまわり油」は高リノール酸やビタミンEが多く含まれていて栄養価の高い油ですから、エッセンシャルオイルとして使用中の皆さんも多い事でしょう。
「ひまわり」の種にも老化防止に効果のあるビタミンEや疲労回復に効くビタミンB、貧血に効果のある鉄分、生活習慣病の予防に役立つリノール酸、ミネラル分を多く含んでいますから、ワインやリキュールのおつまみとして、可愛いリスのように頂くのは如何でしょうか?
精神にも身体にもよい「ひまわり」。
颯爽と輝くひまわりになって、夏の最後を元気に乗り切りましょう。
Tommy T. Ishiyama