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2024年(令和6年)11月20日号 元町コラム  
横浜開港200年 / Y200(2059年)を夢みて!

モトマチのフェニックス

   〜不死鳥の翼に乗って〜(22

〜 今年もクリスマスが、、、〜

 満席のニューヨーク行きユナイテッド航空1695便がロサンゼルス国際空港(LAX)をテイクオフしたのは眠気も残る朝の7時20分。 

 乗り継ぎで、夜を徹して飛んで来たトランジットの皆さまをはじめ、それぞれが早朝の暗いうちに家を出て、西海岸のL.A.から東海岸のN.Y.へ。 北米大陸縦断フライトそのままの機上からロッキー山脈を眺めて5時間と少々、やがてマンハッタン島が見えると機首を徐々に西へ向けはじめ、ニュージャージー州、ニューアーク空港の上空を通過してから高度を下げて、島の東に位置するケネディ国際空港(JFK International Airport )に着陸です。

 つい先日まで、大熱狂の応援の中でMLBワールドシリーズを戦ったドジャースとヤンキースの選手諸氏も同じルートを行き来していたわけですが、アメリカがいかに広大な国かと言う証拠にLAとNYの時差が3時間も、。

   敢えて、皆が朝の早い便を利用する理由は、空港に出迎えに来たくれた人々に会えるのが、いつも、大体午後の4時を回る頃になるからですが、人気のJFK空港への到着に際しては着陸順番待ちのウエイティングによる混雑が常で、結局は朝7時過ぎの離陸から午後4時の到着ですから、時差を入れてほぼ丸一日を機内で過ごしていることになりますから、アメリカ合衆国が広大な国である事をつくづく実感させられます。

※ 空港の朝は早い、、日本の北の大地に白い冬が今年も訪れて、早朝からフル稼働の今朝の北海道新千歳空港も活気に満ち溢れて、乗客の皆の思いを乗せて世界の空へと羽ばたいてゆくーーー。

 あっと言う間に陽が落ちる12月のニューヨーク。 ミッドタウン トンネルへ通じるロングアイランド エキスプレス ウエイを走行し、やがてマンハッタンの輝く夜景が目前に迫りだす頃、サンセットを背景にいただく摩天楼はもう殆どシルエット状況を呈しています。 トンネルを抜けてマンハッタン島側に出ると、すっかり陽が落ち切ったブロードウェイの劇場街は溢れる程の人々が行き交い、まさにそこは12月のニューヨーク。 クリスマス直前の高揚した雰囲気が伝わってまいります。

 美しい紅葉の秋があっという間に通り過ぎて、真っ白な美しい冬にはまだ間があるセントラル パークの景色は少し寂しいものの、日曜日のスケートリンクの賑わいは日ごろの静けさを吹き飛ばすような子供たちの元気な声が夜空に響き渡って人気の遊園地そのもの。

※ 元町ショッピングストリートの入り口ゲート、夕照を惜しむように、真西への空路を目指すフェニックス、その名は「ジュピター」ーーー。

※ 今夜はニューヨークを目指そう。 太平洋横断を目指す、海側ゲート上の元町のフェニックス「ステラマリス」ーーー。

 季のルーティンの如くハイブランド ショップが連なる5番街をそぞろ歩き、ロックフェラーセンター プラザを覗こうと足を延ばすと日曜日の夜の大混雑に巻き込まれて、真正面からのクリスマスツリー見物を意図した大群集で身動きが取れない様は日本のお正月の初詣を彷彿とさせてくれます。

 そして、もう一方の行列はニューヨークの有名百貨店「メイシーズ」(macy*s)のサンタランドです。 1階のフロア全面に美しいクリスマス装飾を施し、サンタクロースと一緒の記念写真を待つこの大行列に並ぶにはかなりの覚悟が必要です。 メイシーズ以外でも、サクスフィフスアヴェニュー(Saks Fifth Avenue)、ブルーミングデイルス(Bloomingdale's)、ニーマンマーカス(Neiman Marcus)などの老舗百貨店のウィンドウが今年も素晴らしいクリスマス ヴィユー ポイントとして腕を競っています。

 ニューヨークに限らず東京もヨコハマも、老舗の各店が一年を通してストーリー性を持ってショーウィンドウを飾り季節を反映させているのは、顧客の皆さまへの感謝と敬意の現れ以外の何ものでもありません。 その締めくくりとスタートがクリスマスですから、美しいデコレーションは皆さまに対するご愛顧への御礼とご理解頂き、存分に季節の輝きとテイストを味わって頂きたいと思う次第です。

 さあ、、今年のクリスマスは想い出に残る偉大な季節の訪れとして、何かひとつ温かい企画を成就させる絶好の機会かも知れません。

Tommy T. Ishiyama 

 

 

 

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