2025年(令和7年)3月20日号 元町コラム!
横浜開港200年 / Y200(2059年)を夢みて!
横浜モトマチ
“Rainbow Connection”
遥かな虹を超えて 〜(6)
『春は別れの季節〜出逢いの季節』
今年も第19回目を迎えて賑やかに開催された『セントパトリックデーパレード横浜元町2025』。 その余韻が漂うストリートも3月の最終週を目前に控えて、いよいよ旅立ちの4月も秒読み段階に入りました。
それぞれの時代に想いを馳せて、ご自身の若き日に人生のひと区切りとなった3月の卒業からスタートする新しい人生の旅立ちの頃を思い出す事は、現在でも懐かしさを通り越して身が引き締まる思いが何処からともなく漂って参ります。
全く忘れてしまうより、今、ゆっくりとあの頃を思い、あの日の緊張を思い出す事は刺激があって良いかも知れません。 皆さまにとって人生の1番の転機になった時期はいつ頃の3月であり4月だったのでしょうか? 興味が湧いて参ります。
※ 今年も元気に開催された『セントパトリックデーパレード横浜元町2025』。宝田博士元町SS会理事長(左)と三村秀樹氏チェアパーソン(右)。20年前、筆者が広報企画室に参画していた折に三村氏からパレードの相談があり、広報室長だった原 幸雄(元SS会理事長)に話を繋いで実現に至った経緯があった。早くも今年は第19回目の開催を迎えて感無量の1日だったーーー。
※ 皆さまの新しい船出を元町からTommyが応援していますーーー。
さて、小欄でも時々話題に登場するノーベル賞レベルの遺伝子学の権威で、「サムシンググレイト」(Something Great)という目に見えない偉大な何かの存在を示唆するネーミングを発案した友人の分子生物学の世界的権威、村上和雄博士は生物の進化に影響を与えた人智を超える何らかの存在に気付き、それは極めて標準的な自然科学の世界から逸脱した主張だとの批評を甘んじて受け入れつつもこう述べています。
〜 平成の世こそ人類史上に残るべきAI(エー・アイ)の発達を最も促進させた時代であり、これからの人生をどう生きて行くかの目標、指標、意識を確認する為の自己浄化のチャンスをくれた時代であった〜と。
つまり、これまで何かに流されて生きてきた私たちの生き様を見直すべきだという事を示唆し、そして同時に、エディット-ピアフ(Édith Piaf)が歌った「愛の讃歌」を絶賛しているわけですが、この名曲は自分が今を誠実に生きる事や恋人への思いを歌っていると思いきや、実際はそういう事ではなく、『自分に誠実に生きる事こそ今を充実させてくれるし、生きる力を取り戻してくれる』という事を伝えていると主張しています。
ですので、自分の意思決定の方法について、自分のハートに数字が読み取れるメーターを取り付けた気持ちになって、自ら、自分と言うものの見極め方に真剣に取り組む事が自分を動かすエネルギーに転化するので大切にしなければならないと説いています。
※ 今年ももう直ぐ満開。 母のふるさと〜平安時代の荘園の趣を今に伝えている山梨県笛吹市〜桃源郷の桃の花園。 東儀秀樹さんの衣装をお借りして、いつの日か『光る1枚』を写真に収めたい程に美しい。いつもと同じ桃の花が今年も咲きましたヨ。 みんな、観てるかなーーー。
自らの人生を振り返るまでもなく、今、新しい船出を控えている皆さまとご家族に元町コラムを介して花向けの言葉をお届けしたいと思います。
まず、、自分の人生の節目に必ず登場して来る人物がいる事に気付きましょう。 その人こそ巡り合わせの人なので大切にお付き合いをする必要があります。 それを大前提として、人間が自ら考えたり行動出来るのは自らの遺伝子に書き込まれている情報によるものである事と、実際はその遺伝子情報の僅か数パーセントのみを人間は一生の内に実行出来ている程度で、全ての可能性はまだまだ残されたままということを認識しておいて欲しいと思います。
ですので、環境が変わる時期を迎えて新たなスタートを切るこの刹那こそ眠っている遺伝子を目覚めさせ、活性化させるチャンスの到来ととらえて頂きたいわけですので、是非、それを意識して何事にも挑戦する気持ちで頑張っていただきたいと願う次第です。
自らを振り返ると、数多くの人生の節目に幾多の皆さまと出逢い、大きなパワーと幸運を授けて頂きました。 今、感謝を込めて大空を見上げながら、有り難く遠い想いに耽(Fuke )りたいと思います。
Tommy T. Ishiyama